アウトドアな遊びを楽しみにしていたキャンプ当日、天候はあいにくの雨・・・
テント内でションボリ過ごしたり、家族連れは予定を変更して観光メインで対応したり、思い描くようなキャンプができない方も多いでしょう。
ところで、雨が降るとキャンプは楽しめないのでしょうか?
いいえ!そんなことありません!
今回は雨が降っても楽しめる、なんなら雨だからこそ楽しめる遊びをご紹介したいと思います!
脱デジタル!昔ながらのテーブル/ボードゲーム
デジタル社会となった現代。
自然いっぱいのキャンプ場においても、携帯型ゲーム機を片時も手放さない子供たちの多いこと多いこと。
否定をするわけではないですが、せっかく大自然が目の前にあるんですから、なんだかもったいない気持ちになってしまうのは筆者だけではないはず。
とはいっても、雨の日にわざわざ「ビショ濡れで外遊びをしなさい!」なんて言うつもりもありません。
なので、すこーしだけレトロでアナログな、非日常な遊びを楽しんでみるのはいかがでしょうか。
皆で囲めば、子供たちだけでなく、大人もなんだか懐かしいような、そんな時間が過ごせるテーブルゲーム・ボードゲームはイチオシなアイテムです。
カードゲームの定番!「トランプ」
カードゲームの定番「トランプ」。
日本らしいカードゲームとしては「かるた」や「花札」なんかがありますが、トランプは『大富豪(大貧民)』『ポーカー』『ブラックジャック』『七ならべ』など、大人から子供まで楽しめる色々な遊び方があります。
大人だけのキャンプでも、懐かしさもあいまって、童心にかえってついヒートアップしてしまうこと必至です。
進化しました!「UNO(ウノ)」
トランプから発展して開発された「UNO」。
1980年ころから流行し、カードゲームの定番として今も人気の商品です。
実は2016年にリニューアルされており、「とりかえっこワイルドカード」と「白いワイルドカード」の2種類の特殊カードが追加されています!
カードの詳細は割愛しますが、より戦略的かつハプニング的な要素が加わった新しいUNO。
天候を問わず、キャンプを盛り上げるグッズとしてピッタリな遊び道具です。
“~人生、山あり谷あり~”「人生ゲーム」
1960年にアメリカで誕生した「人生ゲーム」も、定番のボードゲーム以外にもTVゲームシリーズやリアル人生ゲームなどが展開され、バリエーション豊富な人気ゲームになっています。
メインのボードゲーム版の人生ゲームは現在7代目となり、他に「人生ゲーム+令和版」や「ドラえもん人生ゲーム」なども発売されています。
昔ながらのシステムはそのままに、大人も子供も同じ土俵で楽しめるゲームとして、家族で盛り上がれる最高のゲームです。
シンプルの極み!「ジェンガ」
直方体のパーツを組んで作ったタワーを崩さないように片手で一片を抜き取り最上段に積み上げるという、シンプルながらも独特の緊張感のある「ジェンガ」。
パーツを抜き取る際の緊張感と静けさ、そしてタワーが崩れてしまった時の盛り上がりといったら、ヤミツキになること必至です。
基本の木製にくわえ、プラスチック製、紙製などが発売されています。
平坦な場所でプレイできるよう、テント内ではミニテーブルを用いるなどすると遊びやすいと思います。
ちょっと変わり種?なテーブル/ボードゲーム
嫌われ者を押し付けろ!「ごきぶりポーカー」
ゴキブリをはじめ、コウモリ、蝿、ネズミ、カメムシなどの嫌われ者が登場する「ゴキブリポーカー」。
上記の嫌われ者を押し付けあうゲームで、最初のプレイヤーは自分の山から引いたカードを確認し、他のプレイヤーに「○○」と嫌われ者の名前を宣言し、伏せた状態で渡します。
受け取ったプレイヤーは、「本当 or 嘘と言ってカードを表にする」または「黙って受け取り、カードを確認して次のプレイヤーに対して「○○」と宣言して伏せて渡します。
答えを間違ったプレイヤーはカードを自分の前に表にし、あらためてスタートプレイヤーになります。
最終的に同じ嫌われ者が4枚揃うか、自分の山がなくなってゲームが開始できなくなったプレイヤーが負けとなります。
ゲーム前半は嘘か本当かの勘と心理戦、後半はいかに4枚目の嫌われ者を取らせるかで駆け引きが楽しめる、単純ながらも笑えるカードゲームです。
犯人はアナタです!決め台詞が言いたくなる「犯人は踊る」
「犯人は踊る」は、簡単にいえば、とある事件の犯人を探しあてるカードゲームです。
『犯人側カード』『犯人を追い詰めるカード』『一般人系カード』『カードを交換するカード』の4分類、全12種類のカードを駆使し、最終的に勝利条件を満たした人が勝ちとなります。
カードには親切な説明が記載、ゆる~い感じのイラストも描かれているので、所見でも取っつきやすく楽しめるカードゲームです。
短期決戦!でも大人向けな「ワンナイト人狼」
テレビやインターネットで紹介されたこともあり、もはや変わり種と呼べないぐらい人気となった「人狼」。
市民チームと人狼チームに分かれ、会話をしながら相手の正体を見抜いていく心理ゲームですが、ルールはけっこう複雑で、ここで細かく紹介するのは難しいです。
実際にプレイするにも、最低8人は必要で時間も掛かるため、はじめは少人数かつ短時間でプレイできる「ワンナイト人狼」がオススメです。
複雑な「人狼ゲーム」をよりライトに楽しめるようにしたゲームで、少人数かつ短時間でいて、ゲームマスターなし、そして脱落者なしという、「人狼」の弱点を克服して初心者に優しいゲーム性に改良されたものです。
細かい部分は割愛しますが、それでもやはり「人狼」。
「人狼」らしい複雑な心理戦は子供にはハードルが高いですが、逆に言えば、大人が楽しめるゲーム性であるともいえます。
誰よりもたくさんのお宝を持ち帰れ!「海底探検」
海底に眠る財宝をテーマにしたボードゲーム「海底探検」。
プレイヤーは、潜水艦に乗り合わせた冒険家たちという設定で、基本はサイコロを振ってコマを進め、財宝(チップ)を持ち帰るというテーブルゲーム。
しかし、プレイヤー全員で共有する『空気』、進んだ先のチップを拾うか拾わないかという選択、拾ったチップの枚数に応じた移動制限など、戦略性の高いゲームとなっています。
雨の日こそ、アナログなゲームに没頭
デジタル化が進んで便利になった昨今、キャンプシーンもどんどん便利に快適になってきていますが、あえてアナログな遊びに没頭するのも楽しみ方の一つかと思います。
雨だからと落胆せず、普段とは違う非日常的な時間を過ごすことができれば、キャンプはもっともっと楽しいものになるのではないでしょうか。